交通事故で謝罪がないことで揉める 感情論
交通事故の多くは、
被害者が加害者を許すことができない。
という、感情によるものところが大きいです。
被害者と加害者の常識によるすれ違いが大きな争いに発展する。
一部の特殊な人を除き、交通事故当事者の被害者と加害者の多くは「常識」という物差しで相手を判断します。しかし、この「常識」という物差しは個人差が大きい物です。感情論の問題を避けるためには、被害者が考える感情論に合わせて行動することが重要です。
・感情論による争いと予防する考え
交通事故の被害者は、保険会社から治療費や事故後に補償を受け取ることが出来ます。
しかし、例え小さな事故でも見ず知らずの人の行為で怪我や車が傷つけられる行為は、当事者による謝罪がないと誰しも許す気持ちにはなれません。
また、どのような事故でも単に目に見える物理的な破損だけでなく、事故処理にかかる時間やその他の手続きに手間を取らせるな等、相手の予定を狂わせるなど見えない部分の影響も大きい事案です。
この他、事故大きさによっては怪我等による苦痛。通院による長期間の影響。事故ショックによる精神的なストレス。場合によっては、後遺症が残るなど様々な禍根がのこることがあります。
これら感情による争いとならないよう、事故後には被害者側の考えに沿った形で謝罪と行い余計な争いとなることを予防します。
なお、感情論による争いは保険会社の対応内容からも起きます。詳しくは、「保険会社の対応から起きる 感情論」へ
・常識に起因する考えの相違
・謝罪の有無について
・被害者の常識
人又は物に損害や迷惑をかけたのだから、謝りに来るのは当然である。
・加害者の常識について
迷惑をかけたので申し訳ない。
その場で十分に謝罪し、保険会社に連絡を行い対応をしたので十分である。
当事者同士の話し合いは無用なトラブルになると聞いたことがあるので、プロ(保険会社)に任せるべきである。
・謝罪のタイミング
・被害者の常識
今日にでも謝りに来るはずである。
・加害者の常識について
車の修理手配などで慌しい一日であった。今からだと夕飯時となるため、明日にでも伺うつもり。
・事故の程度
・被害者の常識
車の修理手配をしたりして、今日一日の予定が狂い散々な日となった。
・加害者の常識
見た目の怪我がなくてよかった。
バンパーが凹んだだけだし、大した話でもない。
・怪我の内容
・被害者我
見えない怪我(ムチ打ち)により、ずっと苦しんでいる。
このムチ打ちは一生残るものである。なぜ自分がこんな目にあるのか相手が許せない。
・加害者
本当かどうかわからない治療で長引かせる変な相手にぶつかってしまった。運が悪かった。
・車の価値観
・被害者
長年愛用するお気にいりの車なのに、価値が修理費を下回ると言われ満足な修理費さえでない。
・加害者
保険会社の査定であれば仕方がない。保険会社との話であり、自分にはどうしようもない。
・その他
私個人の経験から、被害者は今日にでも菓子箱を持って謝りに来るはずだ。と、完全に決めつけています。
この期待に応えて菓子箱を持って伺うだけで、満足してあとはどうでもいい。という人が大半です。
後に過失割合で争いになることもありますが、多くの人(被害者)が保険会社に任せであるため多少割合が違ってもどうでも良いという人も多いです。
良識ある人にこちらが良識を持った対応をした。と、感じてもらうだけでその多くが丸く納まります。
次ページ:保険会社の対応から起きる 感情論 |